テトリス(TETR.IO)でレバーレスに転向した&ボタン配置を考えた話

はじめに

シュリンピア帝国 Advent Calendar 2024 第二会場 3日目(タイムスリップ!)の記事です。

シュリンピア帝国(2) Advent Calendar 2024 - Adventar

1回書いて放置のブログがついに更新される…!
拙い文章ですが、テトリス知らない人(TETR.IO知らない人)でもなるべくわかりやすいようにがんばります。

ちなみにTETR.IOプロフィール(2024/12/28時点)はこんな感じです

・最高レート 19752(ギリUタッチ )
・40ライン 0:36.518
・好きな開幕:ZがLより早いと爆死砲、ピラミッドSDTD
・ARR 0F、DAS 5F、DCD 1.5F

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↑一番よかったときのやつ

 

パッド時代の悩み

かつて、テトリスの操作について以下の悩みがありました。

<悩み1>移動からのハードドロップ(即落下)が誤爆する

テトリスは基本的に十字キーでブロックを操作します。
左右移動が十字キーの←→でハードドロップは↑になります。
十字キーは構造的に繋がっていて、それを親指1本で操作することになるので斜め誤爆が発生するのです。

<悩み2>チャタリング?でハードドロップが誤爆する
自分の操作が良くないのか品質の問題なのか(Xb〇xコン!)結構チャタります😡😡😡
二回くらい替えましたが全部微妙…
1個目:上、Aボタン稀にチャタリングあり
2個目:上たまに反応しない
3個目:上、Aボタン稀にチャタリングあり

(Xb〇xコンのカチカチとしたクリッキーな操作感が良かったので他メインは考えていません)

<悩み3>折返しでハードドロップが誤爆する
悩み1とちょっと似ていますが…
テトリスには最適化といわれる操作概念があります。
ざっくり例えばですが、端から2番目に置くときなんかは、真ん中から刻んで移動するよりも、
壁までダーッと押し付けてから1マス戻す操作の方が早く精密に操作できたりします。

 

で、この操作がたまーに誤爆する。
左長押し→右1回押し→上1回押しを1本指で素早く正確にって結構難しくないですか???

…ここまでの悩み全部ハードドロップ関連やんけ!

パッド時代の悩み(そのほか)
そのほかもう一点の悩みごとがありまして、
TETR.IOでは操作感度みたいな設定がありまして、
DAS (Delayed Auto Shift: ブロックが高速移動するのに必要な長押し時間) を自由に変更できたりします。

当時の自分は8.5Fでプレイしていました
(わかる人向け当時の設定:ARR 0F、DAS 8.5F、DCD 2F)

ざっくり例えばですが、DAS 8.5Fの人とDAS 5Fの人では、
長押し操作の度に3.5Fもの差が発生するのです。
(ここではDASカットというのについて考慮していません)

これって損をしたと思いませんか!?
できるならば精度を犠牲にすることなく短縮したい。

レバーレス転向を決意
上記一連の悩みもあり、
操作デバイスパッド型コントローラから乗り換えることを決意しました!
パッド以外となると選ばれがちなのはキーボードなのですが、
自分はレバーレスコントローラを選択しました!

キーボードとレバーレス、理屈しては平たい板にボタンが並んでいるという点で同じなのですが、レバーレスを選択した理由は以下です。
・膝置きが安定する、手首を置くスペースがある。
・ボタンがでかいのでピアノ押し(人差し指と中指で2連打するやつ)が簡単
・なんかかっこいいと思った

キーボード論理配列をテトリスに取り入れたい
ところで、急に話が変わるのですがキーボード界隈には論理配列というものがあったりします。
簡単に言うと、普通のキーボードはQWERTYという配置で、
ふつう文字を入力するときはローマ字(またはJISかな入力)を使用すると思うのですが、その配置で打つのは非効率では?
もっと効率的な配置に変更しよう!というような考え方です。
興味があれば以下の動画が参考になるかも…?

(自分はゴミとまでは思っていません!(保身))

youtu.be


こういった考えを是非テトリスにも取り入れよう!と思ったのです。

(ちなみに、
自分は論理配列についてはかじったレベルで
何一つマスターできたことはありません。。。

一応薙刀式をブラインドでよちよち打てるところまではできるようになったことはありますが、もっと自分にあったものがあるのではと目移りしちゃっていろいろ探したり派生や自作を考えたりで…)

キーボード論理配列の特徴
キーボード論理配列でよく見かける工夫は以下の通り(まだあるかも)。

・頻度の高い文字を強い指にあてる/弱い指を避ける
文章に使われる文字には頻度があります。(い,う,ん,の,し,か とか多いけど ぬ,む とかは少ない)
そして、だいたいの人間は人差し指がもっとも器用で、小指に向かうについて不器用になる傾向にあります。
(人差し指と中指を交互に連打するのと、薬指と小指を交互に連打するのでは苦しさが全然違うぞ!)

なので、論理配列はよく出る文字が
打ちやすい指に割り当てられています!

(文章レベルで練られているものもある!)

テトリスに置き換えると、頻度が高い左、右、上は優先的に操作しやすい指に割り当てたいですね。180°回転(これはTETR.IOの話)やホールドの優先度は比較的低いかも…?

アルペジオ打ち(ロールオーバ打ち)を盛り込む
タイピング界隈でよく言われる用語で、片手で1方向に向かってじゃらっと打つような操作のことを指します。
「OIU」ってなんの意味もないですがちょっと打ちやすくないですかね??
慣れれば一瞬でダダダッって打てるはず。
こういった動線的な効率も考慮します。

・同指打鍵を避ける
同指打鍵とは、例えばローマ字でいうところの「DEKIMASU」のDEとKIとかのやつですね。

この二つは標準運指だと中指を連続で使うことになるのですが、このような操作ってちょっと面倒ではないですか??
それは、1本の指だと「押す→離す→移動する→押す」が同時に行うことができないことが原因だったりします。

上記の改善として、運指最適化という考え方があります。
人差し指をD(K)に中指をE(I)でダダッと押すとほぼ一つの操作で済むのです。
先述のアルペジオ打ちみたいになりましたね。

これってテトリスに応用できるのか??
パッドでの移動→ハードドロップや折り返し操作なんかはもろ同指打鍵ですね。
これはキーボードやらレバーレスに移行した時点でクリアされます。

他には横移動2回(コンコン操作)とか回転2回など。
実は、レバーレスならボタンサイズがあるので人差し指&中指等で打ちやすい配置にしてやればこれもできなくはないのです!
実戦で常用するのはちょっと難しいかもしれないけど…

ボタン配置に当てはめる
ここでいきなり結論となりますが、上記の特徴を反映したものがこちらです!
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普通のレバーレス配置とはまったく異なる配置になりましたね。
たぶん格ゲーとかできないね。。。
以下割り当て理由。

・左右:右手人差し指、右中指
左右移動はDAS制御により〇F以上以内を高速で打ち分ける必要があります。
なので最も器用に操作することが可能な利き手の右手人差し指、右中指を割り当てました。

右移動は薬指でも良かったかもしれませんが、
隣り合わせなのはよりピアノ押ししやすい配置を優先したかったためです。
(ただ、自分は開幕テンプレ時しかピアノ押しを活用していません)

・上(ハードドロップ):左人差し指
ハードドロップは最も頻度の多い操作なのですが、
左右移動に対して利き手を優先したため、左人差し指を割り当てました。

また、左右移動とは反対の手にしておくことで、折り返し操作がかなり楽になりますね(一つの手で折り返し→ハードドロップって結構忙しいです)。

ちなみに、親指も候補としていましたが、
親指って板についてる配置のボタンに向かって連打するには
構造がかみ合っておらず向いてないと思います。腱鞘炎リスクもありそうです。

・下(ソフトドロップ):右親指
これは結構消去法的な配置です。
ただ、ソフトドロップは押しっぱにしたりする操作なので
4本指からは独立した親指に割り当てました。
ちょっとシフトキーぽい感覚があります(論理配列でいうSandSみたいな?)。

・左回転右回転:左薬指、左中指
これも消去法的な配置です。
左中指はともかく、左薬指の操作には結構苦労しました…
左薬指はレバーレス挫折の理由によく挙げられる気がします。
ただ、一般的まレバーレス配置だと左薬指は左移動なので(地獄!)
それを避けることには成功しています。

(余談ですが、レバーレス左薬指は楽器の指分離トレーニング?でまあまあマシになったりします。
中指と小指だけ伸ばす⇔人差し指と薬指だけ伸ばす を交互に繰り返すストレッチがなかなか効きました。
最初は無理ゲー体操だと思いましたが、3日くらいするとびっくりするくらい動くようになります)

・ホールド:右薬指
ホールドとは、今あるブロックをホールド枠にストックできる操作です(一度ホールドすると次のブロックが来るまで使えません)。

右薬指は結構気に入っていて、ホールドって左右移動の前に使用することが多く、これがアルペジオ打ちみたいな操作感覚で中々良いです(キーボードに例えるとO→J、O→Iを打ち分けるような感じ)。

・180°回転:左親指
これはTETR.IO独自の操作です。
左親指は小指を除いた最後の余りです。
理由はそれだけ。

移行期間
実は、執筆時点で完全にレバーレスに乗り換え成功できてます。
移行期間はだいたい以下のような感覚でした。
1か月:パッドの60%くらい
2か月:パッドの95%くらい
3か月:パッドの103%くらい(ちょっと超えた!)

序盤は右手移動左手回転(パッドと逆!)がややこしく、回転入れがパニックになったり、DAS誤爆が激しくしょっちゅうブロックが端までワープしていましたが、2か月ほどで大体の操作はできるようになりました。
(ちなみに移行一年ほど前、キーボードで左手移動右手回転操作に挑戦していましたが、左薬指左移動がどうしても辛く挫折していたりします、パッドの経験よりこっちの方に移行への足を引っ張られたかも)

あと、最初の1か月は配置をコロコロ変えていたりしていたので、
それがなければもっと習得が早かったかもしれませんね。

 

↑ボタン配置の遷移はこんな感じでした


結果
レバーレスに変えることで以下のメリットを獲得できました。
・左右移動に関連したハードドロップ誤爆ほぼ撲滅!
・DASが8.5F→5Fに!
・折り返し操作が超楽!

天井付近での操作や慣れない回転入れなんかは今でも不安定(左右盲的なパニックが発生する)になったりしますが、
トータルでは圧倒的にパッド時代を上回る操作感が手に入りました。

やったね!

使用しているレバーレス
現在使用しているレバーレスはVARMILO FK2というやつです(さっきの画像と違うやつ)。

VARMILO FK2(不屈) ブラック ラピッドトリガー搭載レバーレスアケコン 格闘ゲーム用 通販:ふもっふのおみせ


これはまだかなり珍しいラピッドトリガー搭載レバーレス。
(ここではラピッドトリガーの仕組みについては触れませんが、ボタン離し検知が早くなる恩恵があります)

ストローク(ボタン入力の深さ)も1.5mmと浅めなのもかなり良いです。

ラピッドトリガー付+低ストロークはDASを下げるのにかなり貢献します。

ちなみに、自分はこんな感じで遷移しました。
・パッド:8.5F
・レバーレス(ストローク2.8mm):7F
・レバーレス(ストローク1.8mm):5.8F
・レバーレス(ストローク1.5mm+ラピトリ):5F
ストローク2.8mmはkailh ghost、ストローク1.8mmはchoc v2 silentに1mm Oリングを仕込んだものです。どちらもFK2ではなくHaute T16を使用していました。

ラピッドトリガーのボタン離し検知の早さは結構すさまじく、
同じボタンを雑にピアノ押ししてもちゃんと2回入力で認識します。
(有効トラベル~底までが長いやつだと、ボタンが離されたことにならず長押し扱いにされたりする)

まとめると、結果としてかなり満足してレバーレスに乗り換えることができました!!!

最後に
最後に勝手に宣伝。
シュリンピア帝国はMisskeyサーバの一つです。
うちのこ等の一次創作が比較的活発なサーバですが、(たぶん)汎用サーバなので、ゲームやその他もろもろの趣味を持つ個性豊かなエビさん達が集まっています。

そして、、シュリンピア帝国にはテトリス部があります(国技がテトリス!)!
新米ベテラン問わずテトリストを歓迎します!
(シュリンピアでは、テトラーではなくテトリストと呼称されがち!)

あ、ちなみに一応自分はテトリス部の部長です。
二代目かつ幽霊部長ですが…
(もう1エビ部長がいたりします。Double部長制です)
かつてはテトリス99の対戦会とかイベントも開催されいたりしていたのですが…

機会があればまたやってみたいですね。

最後まで読んで頂きありがとうございました!
それでは良いお年を~

拡張フリック「アルテ日本語入力」を解説してみた

ブログ始めました。

たまに更新する予定です(熱が冷めなければ)。

 

最初の記事は、普段からお世話になっている拡張フリック入力「アルテ日本語入力キーボード」の解説をしてみようと思います。

 

なんぞや

「アルテ日本語入力キーボード」(以下「アルテ」)は

通常のフリック入力に加えて、ターンフリック機能が追加されており様々な拡張入力が可能。

(ここではTFEi/オリジナル型の設定を使用)

 

濁音入力

以下のように一方向へフリックした後、さらに別の方向へフリックすることで濁音化する(あ段は例外で右斜め上方向へフリック)

引用元:アプリ「アルテ日本語入力 先行版」解説画面より

 

入力している様子はこんな感じ(ばぜるぎうす)。

左下濁音キーなど不要。

↑GIFが汚くてすみません(編集後に気づいたけど面倒なのでそのまま行く)

 

連母音(「uu」「ou」)

う段、お段 は え段方向へ斜めスワイプで「う」を追加入力できる

以下入力例(ぼうそう)

 

拗音入力

拗音入力は以下の通り。

フリックではめんどくさい「〇ょう」「〇ゅう」もZ字で一撃。

180°ターンで「〇ゃ」
引用元:アプリ「アルテ日本語入力 先行版」解説画面より
右上方向にターンで「〇ゅ」、更にZ字で「〇ゅう」
引用元:アプリ「アルテ日本語入力 先行版」解説画面より
右下方向にターンで「〇ょ」、更にZ字で「〇ょう」
引用元:アプリ「アルテ日本語入力 先行版」解説画面より

 

ちなみに、濁音入力と拗音入力の併用も可能(「ぎょう」「じゅう」とか)。

実際に入力している様子はこんな感じ(ぎゅうにゅうりょうしゅうしょう)

初見ではややこしそうに見えるかもしれないが、
楽でしかも早いので続けていると指が勝手に覚える。

 

数字入力

お段 から い段方向へフリックで数字が打てる。

やや誤爆しやすいものの、ちょっと1,2ケタ打つ分には便利。

以下入力例(FF16まだ?)

 

アルテ日本語入力 先行版での追加機能

以下は有料版の「アルテ日本語入力 先行版」。

先行版限定で追加されている機能があり、多用しているものを紹介する。

 

トリムフック(促音入力)

左端(右端でもOK)から中心へスワイプすることで「っ」が入力できる。

以下入力例(キットカット)

 

ターンモードチェンジ

  • 「な」を↑→にフリックで大文字QWERTY
  • 「な」を↓→にフリックで数字専用ボード
  • QWERTYのスペースバーから↑にフリックで仮名モード

 

その他の機能については以下の公式URLを参照するといいかも

uminekokobo.blogspot.com

 

 

 

不便なところ

以下は、ちょっと不便に感じた点を。

 

誤爆

フリックの方向が増えるということはしょうがないけども、誤爆はちょっと増える。

主な誤爆あるあるは以下。

  • 「う」が「ぁ」になってしまう
  • 「い」が「ぃ」になってしまう
  • 「ち」が「ぢ」になってしまう
  • 「き」が「ぎ」になってしまう

自分は右親指の操作がメインで指を左上に伸ばすほど精度が悪化する。

正確に親指を上下水平方向にスワイプするのは結構難しくて

ちょっと斜め気味に入力→ターンフリック誤爆が発生するわけ。

(一応、設定からあ段濁音とう段濁音の境界角度の調整や あ行ターンフリックの長さの調整等はできる)

 

以下は、「いぃよ」になっちゃった例

↑もぅマヂ無理

 

半濁音がそんなに楽じゃない

半濁音は濁音ターンフリックからさらに180°ターンで入力する。

これが結構難しくて「ぷ」が「ば」になったり「ぱ」が「ぶ」になったりする。

以下入力例(ぱぴぷぺぽぴょう)

↑二重ターンになるので、これなら普通に濁音キー二度押しの方が早いかもしれない。

ただ、自分は半濁音も無意識にターンフリックするくらい慣れきってしまっている。

 

変換候補

自分としてはそこまで不満はないが、気になる人はいるかもしれない。

 

逆に良いところとしては、変換候補の文字サイズと行数(1~3行)が変更できるところが個人的には気に入っている。

変換候補表示数が最も多いスマホIMEではないだろうか。

 

最後に

以上で解説を終了します。

いかがでしたか?(このく〇フレーズやってみたかった)

 

もし次回があれば、GODAN入力について解説みたいですね。

ありがとうございました。

 

この記事は9割qwertyローマ、1割をカモノハシ配列v1.4で書きました。

参考URL

アフィでも案件でもないけど貼っときます。

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